今回の主役は三菱のekワゴンです。持ち主も性別も年代も選ばない、シンプルイズベストなデザインが特徴。初代は実用性にこだわり徹底的に割り切った仕様で、「安価で扱いやすい」軽トールワゴンを実現しています。今回修理させていただくのは2代目ですが、現行は4代目まで発売されています。ネーミングの由来は、「excellent K-car」。頭文字をとって、「いい軽」の語呂合わせだそうです。目立った特徴はないものの、飽きの来ない実用的な良い車です。
あるあるですね。案外、慣れた道でも油断すると擦ってしまうことあります。焦っていたり、体調悪かったり、考え事していると目測を誤りやすい。たった数センチの誤差が大ケガの元になったりします。さて、このekワゴン、高知市在住のお客様がお持ち込みいただきました。左リアドアからリアフェンダー、サイドステップに至るまで擦り傷がついてしまってます。幸い、キズの深さは大したことないのでいつもの板金塗装で修理していきたいと思います。
左画像のように、損傷した部分の塗装を削ります。キズの凹凸が深ければ、ここでスタッド溶接機を使い凸凹をある程度なだらかにしていきます。こうすることで次の段階であるパテ塗りの密着性を高めます。そして右の画像の黄色い塗料がパテです。キズの部分より広範囲に塗っていますね。損傷箇所より広めに塗ることで、後の塗装の際にムラになりにくくしています。
サフェイサー(下地剤)を塗ります。水砥ぎし塗装面を平らにしておいてから、塗装に引き継ぎます。
塗装後、熱を当てて乾かして完成です。いかがでしょうか、キズは綺麗に消えているのがご覧いただけると思います。費用は、左リアドア・フェンダー・サイドステップ板金塗装修理で合わせて7万円でした。ご来店ありがとうございました!
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